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November,2025
2025.11.3
女性が喪服の代わりにパンツスーツを着てもいい?着用時のマナーや注意点を解説

女性の喪服はブラックのワンピーススタイルが一般的ですが、シーンによってはパンツスーツも着用できます。ただし、喪服には格式があり、故人との関係性によってふさわしい喪服を着用することが大切です。今回は、女性の喪服について、スーツ着用時のマナーや注意点を詳しく解説します。
INDEX

ルールやマナー、ドレスコードに沿っていれば、女性が喪服の代わりにスーツ(パンツスーツ)を着用することは可能です。
女性のスーツにはスカートスーツとパンツスーツがありますが、どちらも「略喪服」と呼ばれます。略喪服は原則、親族以外が着用する喪服です。基本的には喪服が望ましいですが、以下のような場合は、スーツでもマナー違反にはなりません。
【3つの格式】
喪服には、上記3つの格式があります。一般的に故人との関係が近いほど、格式の高い喪服を着用します。ここでは、女性の喪服の格式について詳しくみていきましょう。

正喪服は、故人への敬意を示すための最も格式高い喪服です。喪主や故人から三等親までの親族が着用するもので、和装と洋装があります。
男性は黒のモーニング、女性は和装であれば五つ紋の黒い着物、洋装であれば光沢のないワンピースやアンサンブルなどのブラックフォーマルを着用するのが一般的です。

準喪服は、正喪服に次ぐ格式を持つ、最も一般的な喪服です。一般的な喪服は準喪服に相当し、遺族や親族、一般参列者が着用します。家族葬や密葬のような小規模の葬式であれば、喪主や三等親までの親族でも準喪服を着用する場合があります。
女性は黒ワンピースやアンサンブル、男性はブラックスーツの着用が一般的です。

略喪服は、急な弔問や三回忌以降の法要などに着用する、最も格式の低い喪服です。女性のパンツスーツは、この略喪服に該当します。
黒やグレー、濃紺などのダークスーツやワンピースを着用するのが一般的です。また、学生や子どもも略喪服を着用します。
▾注意点▾
ここでは、女性が喪服にスーツを着用するときの5つの注意点をご紹介します。故人を偲ぶ場で失礼がないよう、事前に注意点を押さえてみてください。
女性はインナーも含めて全身をブラックで統一するのがマナーです。黒は喪に服し故人を悼む哀悼の意を表す色とされており、お通夜や葬儀では全身を黒で揃えることが基本です。ブラック以外のカラーは、基本的に好ましくありません。全身のアンサンブルがあれば、それを購入しておくことがおすすめです。
「黒のビジネススーツ」と「喪服として販売されているブラックフォーマル」は、同じ黒でも色合いが異なります。喪服は「漆黒」や「墨黒」と呼ばれる光沢のない深い黒であるのに対し、ビジネススーツはわずかにグレーがかっていたり、光沢があったりする場合があります。
並べると色の違いは歴然なため、弔事には喪服として販売されているスーツを着用しましょう。
バッグや靴、ストッキングなどもすべて黒で統一し、光沢のないものを選びましょう。殺生を連想させる革製品やアニマル柄は避け、すべて黒で統一することがポイントです。
その他、袱紗(ふくさ)や数珠、黒のハンカチなどの小物も忘れずに用意しましょう。結婚指輪以外のアクセサリーは外し、真珠の一連のネックレス程度にとどめてください。
葬儀の場では、肌の露出を抑えるのがマナーです。肩や腕、胸元が大きく開いたデザインは避けましょう。夏場でも長袖の着用が基本ですが、暑い場合は肘が隠れる五分袖を選びます。スカートやワンピースの場合は、膝が隠れる丈のものを選びましょう。また、透ける素材も露出と同様に避けてください。
お辞儀をした際に髪が顔にかからないよう、長い髪は黒いゴムなどで一つにまとめます。メイクは「片化粧」と呼ばれるナチュラルメイクが基本です。リップは淡い色を選び、ラメやパール、つけまつげ、カラーコンタクトなどは避けてください。
また、派手なネイルやつけ爪もNG。ネイルは落としてから参列するのが望ましいですが、難しい場合には葬儀用の手袋を着用するのも一つの方法です。

enamuは、オーダーメイドを中心としたスーツやジャケット、パンツを展開するブランドです。「上質な生地」「パーソナルスタイリング」「AI自動採寸」を組み合わせることで、一人ひとりのスタイルに合う商品をご提案します。
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半袖のワンピースで、暑い季節や室内でも快適に過ごせるブラックフォーマルです。ゆとりがありながらも、ウエストのタックが美しいスタイルを演出します。ジャケットを羽織ればきちんと感を、ワンピース一枚なら軽やかで端正な印象になり、シーンに合わせて着こなしを調整できる便利な一着です。
▼よくある質問▼
ここでは、女性の喪服に関するよくある質問について回答しています。
女性が喪服としてスーツを着用する際のインナーはどういうのがいい?
光沢のない黒のインナーが望ましいです。
白無地のシャツやブラウスでも問題はありませんが、喪服は全身を黒で統一するのがマナーです。基本的には白や色物は避け、黒無地のブラウスやカットソーを着用しましょう。光沢のある素材や華美な装飾は葬儀の場にはふさわしくないため、シンプルなデザインのものを選びます。
喪服とスーツの違いは?
色合いや生地の素材、デザインに違いがあります。
喪服は「漆黒」や「墨黒」と呼ばれる、光沢のない深い黒が特徴です。一方、ビジネススーツの黒は、光沢があったり、光の加減でグレーに見えたりする場合があります。また、喪服は弔事専用に作られているため、デザインも簡素です。
喪服がない場合、どう対処すればいい?
地味な色の平服で参列しましょう。
急な弔問などで喪服の用意が間に合わない場合は、略喪服にあたる「地味な平服」を着用します。黒や紺、グレーなどのダークカラーで、無地に近いデザインのスーツやワンピース、アンサンブルを選びましょう。
女性が喪服としてスーツを着用することは問題ありません。ただし、スーツの種類にも喪服としての格式があり、ワンピーススーツ、スカートスーツ、パンツスーツの順に格式が下がります。
喪主や三等親の親族は、格式が高いスーツを着用するのが一般的です。パンツスーツを着用する場合はビジネススーツではなく、ブラックフォーマルとしてのスーツを用意しましょう。
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