Journal

July,2022

2022.3.16

MANUFACTURING ものづくり

enamu×Craftman ship Project vol.1

MANUFACTURING ものづくり

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enamu×Craftman ship Project

 

 

この特集は、私たちと関わりのある

職人の方々の匠の技が
光るアイテムが生まれる物語を
伝えていくための読み物です。


enamuが大切にしているものづくりは、
生地や縫製工場の職人という
素晴らしい技術者の存在が無くてはなりません。


そのものづくりにはたくさんの人が関わっており
それぞれに心の込もった、
丁寧で繊細な手仕事がそれらを支えています。


それはどのようにして生まれているのでしょうか?

陶芸を学ぶきっかけから作陶への想いまで、
陶芸家・小野澤弘一さんに迫ります。

 

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記念すべき第一回の職人は、
陶芸家の小野澤弘一さんです。

小野澤さんには今回、enamuの店舗ディスプレイを
彩る器を制作して頂きました。

 

_____

 

 

 

 

―小野澤さんが陶芸をはじめたキッカケを教えてください。

 


元々、大学は経営学部だったのですが、
就活の際にサラリーマンや八百屋さんなどさまざまな仕事がある中で
率直に好きなことの方が、頑張れるかなと思ったのがキッカケです。

大学に入るより前から、つくることや美術館に行くことは好きでした。
ですのでそのまま大学を卒業後、
多治見市陶磁器意匠研究所へ入学することに決めました。

 

 


―「陶芸を学ぶ」ということで、多治見の専門学校を選ばれた理由はなぜですか?

 

当時好きだった作家さんや活躍されていた作家さんを調べると、卒業生だったことが一つの要因です。
また多治見は美濃焼の産地として、文化的な歴史もすごくある。そういう部分に惹かれました。

 

 

画像3

 

 

 

―今回の店舗ディスプレイを含め、作陶する際の想いについて教えてください。

 

ゆがみやたわみなど、動きのある形がもともと好きでそれを強調するように作陶しました。

古いものも新しいものも同様に、ロクロで挽くと左右対称になるのですが自分が製作しているものは意識的に「ゆがみ」や「たわみ」強調する形でつくっています。


過去に作成したものも、動きを入れた器を作っております。

今回の作陶した器もロクロを挽いたものにゆがみをつけているのですが、ある程度乾いたものにハケ調整(※1)を糸鋸の刃でおこない、ナデ調整(※2)を金属のヘラやゴムベラでおこない、表面を削ったものをなだらかにしております。

そうすると、ロクロで挽いただけのものより、柔らかいフォルムになります。

 

 

 

※1ハケ調整・・・弥生時代の土器の製作工程のひとつ。製作中の土器の接合箇所を消すために板の先端でけずり、凹凸をつける。その際に、製作中の土器の形の微調整も行う。

※2・・・ハケ調整によってできた線を工具で消し、なだらかにする工程。

 

 

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-作陶していく上でのコンセプトはございますか?

 

ロクロで挽く(シャープに作る)=現代的と捉え、
ハケ調整などの工程(表面を削ってなだらかにする)=原始的と捉え、
「原始性と現代性」というコンセプトにしています。


そうすることによって、柔らかい表情がでてくる。
ロクロで挽いた機械的なシャープさ+フリーハンドの柔らかい弥生土器のようなフォルムが合わさることで、現代性と原始性ということを造形の中で意識して作っております。

 


-今回の作品の色についてお聞かせください。

 

釉薬 (※3)をかけずに1200度以上で焼き陶器として完成させてから、漆の下地を少し作って、その上に漆と錫粉を混ぜたものを定着させております。

錫の効果でメタリックな感じになっています。陶芸でメタリックな質感を出す場合、銀彩やプラチナ彩をつかうことが多いのですが錫を使用することによって、銀彩、プラチナ彩よりいい意味で鈍く、下地の黒も生かしつつ少し落ち着いたメタリックになるように仕上げました。

 

 

※3・・・陶磁器や琺瑯の表面をおおっているガラス質の部分

画像5

 

 

_____

 

 

 

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轆轤(ろくろ)で挽いたシャープさと、
フリーハンドの柔らかいフォルムが合わさり、
一つとして同じ形の無い作陶をしてくださった小野澤さんの器。

 

今回作っていただいた作品は、

enamuイオンノリタケガーデンのディスプレイとして展示されております。
小野澤さん、本日は貴重なお時間ありがとうございました。
また今回enamuのディスプレイとして

作陶していただきありがとうございました。

今後の活躍も楽しみにしております。


 

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[Profile]

小野澤 弘一 (Koichi ONOZAWA) / 陶芸家

2021 栃木県 益子町に移住
2019 中国ワークショップ(杭州 白塔林)
2019 中国個展(上海 介末craft)
2018 西武池袋本店アートギャラリー 個展
2017 麗水国際アートフェスティバル2017(韓国 麗水)
2017 15 young potters from Japan(アメリカ ニューヨーク)
2017 有田国際陶磁器展入選
2017  ミラノサローネ Knollショールームに作品提供
2016 Open to art 2016 Finalist (イタリア ミラノ)
2016  第9回現代茶陶展 入選
2015  第8回現代茶陶展 入選
2014  現代茶湯アワード2014 デザイン部門銀賞
2011   栃木県那須郡那珂川町で開窯
2008  多治見市陶磁器意匠研究所卒業
1983  東京都豊島区に生まれる

 

 

[Concept]

“ 現代性の中に 原始の美しさを”
Primitive + Contemporary

人類が土で器をつくりはじめてから 約一万八千年。
いまをいきる自分は 何ができるか?

自然かつ偶然のすがたに美を見出してきた
日本の美意識を自身のなかにも感じております
たわみ、痕跡、ひび、破れ … 一瞬の息づかいの現れ。

土、うるし、すべての歴史を敬し
“現在”を加え未来へ。

時代やあらゆる差異を超え

心の深い部分で
共鳴しあい
つながることができる
なにかを
うみだす
のこす

 

 


 

 

小野澤さんのホームページ・SNSはこちらから。

ぜひチェックしてみてくださいね。

 

 

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ホームページ

 

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